【Story】
和歌山県の紀美野町で育ちました。
田辺湾から少し入った紀州山地の山間で育っています。
標高400m前後の赤土で、斜面のため、水はけが良く、日当たりも良いです。
昼と夜の気温差も大きく、柿の栽培には最適の場所です。
また、山からは海が臨めるほどで、潮風にのって絶えずミネラル分が補給されています。
代々の柿畑を継承した宇城さんは、もともとサラリーマンとして外で仕事をしていたため、とてもまじめできっちりとした仕事をされています。
一般的に渋柿は、収穫後に渋を抜きます。
アルコールをかけたり、最近では炭酸ガス(二酸化炭素)を部屋に充満させて、渋み成分であるタンニンを包み込み、人間の舌に感じさせないようにします。
この間、熟度が進んでしまい、日持ちが少し悪くなったり、食感が損なわれる欠点がありました。
宇城さんをはじめ、紀ノ川柿は、収穫後ではなく、木の上にならせたまま渋を抜きます。
ある一つの限られた期間に一斉に袋をかけて、脱渋剤(炭酸ガスの塊)を入れるのです。
宇城さんの畑は、全て山の斜面のため、とても厳しい作業ですが、毎年きっちり行っています。
こうすることで、熟度と渋抜きが同時に進み、食感と味、日持ちの全てが良くなります。
毎年10月20日頃から11月20日頃まで、約1ヶ月きっちり収穫、出荷します。
ひとつの秘密は、品種をリレーしていること。
前半・・・刀根早生(とねわせ)
後半・・・平核無
(ひらたねなし)
を紀ノ川柿に仕上げています。
◆黒ごま(=タンニンが包まれて目に見えるようになったもの)
果肉いっぱいに散らばり、まるで黒砂糖を食べているような甘く、美味しい柿。
ぜひ一度ご賞味ください。
【量目の目安】
◆約1kg 3玉~
※画像はイメージです。
※玉数は前後します。
【産地】
和歌山県
【生産者】
宇城さん