【Story】
文旦は東南アジアを原産とする柑橘です。
種が単胚と言って交雑しやすく、様々な自然交配、人工交配の品種があり、おおたちばな(大橘)もその一つです。
来歴はよく分かっていないのですが、鹿児島県では古くから栽培されていました。
食味が良いのですが、”大橘”の名前では販売が難しい、と鹿児島では”サワーポメロ”、熊本では”パール柑”と呼んで販売しています。
ポメロは英語で文旦の意味で、パール柑は、そのキラキラした粒の感じや生産地の熊本天草地方が真珠の養殖が盛んだったためと言われています。
静岡の浜松の岩井さんが大橘の栽培を始め、拡大したのは、単純にその美味しさに惹かれたから。
自宅近くに植えていた大橘を、譲り受けた赤土の畑に定植し、栽培を広げています。
2月下旬から3月に収穫し、保管して酸抜けを待ちながら出荷するのですが、だんだんと皮が薄くなりしんなりしてきた頃が美味しい時。
鮮度感が無さそうなのですが、香りも立ち、酸味がちょうどよくなり、甘さが引き立って、手で皮も剥きやすくなります。
じょうのう(うち袋)からは剥きやすい品種で、サクサクとした食感と苦みが無くさわやかな甘さで、外観からは想像できないほど、美味しい文旦です。
同時期に出回る”河内晩柑”がジューシーなのとは対比的で、食べた感じが違うのが、おもしろいです。
ぜひ一度お試しください。
【量目の目安】
◆約3kg 6~7玉前後
ご留意点
皮の表面や形が、かなりワイルドなものをお送りいたします。
中身のお味はとても美味です。
あらかじめご了承くださいませ。
【保存方法】
他の柑橘同様、袋に入れて、野菜室で保管しておくと、1か月は日持ちします。
【基本のお召し上がり方】
包丁で皮の上下を落としそこから手で剥き、さらに内袋を剥いてお召し上がりください。
種も少々入ります。
【産地】
静岡県
【生産者】
岩井さん
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